先生、お願い…早く治して(番外編)
第4章 牧野の娘 治療編
石川「もちろん決めるのはミキちゃんだけど、この先ずっとその不安を抱えて過ごすくらいなら、頑張って治療してしまった方が良いんじゃないかな…とは思う。」
ミキ「そんなに痛いの?辛いの?治療。」
石川「 ん〜そうだな…。今日だけな」
ミキ「…何するの?」
石川「ざっくり言ってしまえば、鈍ってる神経部分に神経を呼び起こす注射を打つって感じかな。だから打った瞬間から神経が刺激されるから、落ち着くうち少し耐えなきゃいけない。」
ミキ「……。」
よく分からないけど、頭の中は怖いしか出てこない
石川「 まだやってもない事言われたら、怖いよな!でも注射さえしちゃえばあとは落ち着くまで少し耐えるだけ。そしたらあとは痛みも消えて一気に良くなるよ。」
ミキ「 …。」
石川「どうする?どっちでもいいんだよ。」
ミキ「我慢出来る?痛さ?」
石川「 ミキちゃんなら大丈夫。」
ミキは“うん”と頷いた