先生、お願い…早く治して(番外編)
第6章 牧野の娘…治療した夜は…
中に入ると大きなベットが2つ
分厚いマットの真っ白なベット
病院感は微塵も感じられない
ハイセンスな高級ホテルそのものだ
もちろんバスルームにトイレ、洗面所
全てホテル仕様だ
牧野「おぉ〜!!すげ〜!高級ホテルじゃん!」
石川は窓際のベットにミキを下ろした
石川「着替えはクローゼットにある。冷蔵庫には水とか色々、飲み物が入ってるから好きに飲んで良いよ!明日は土曜日だし、ゆっくりすると良い。朝食は8時〜9時の好きな時間にこのボタンを押せば勝手に持って来てくれる。」
牧野「いやいやいや、玄ちゃん、玄ちゃん…。俺たちこんな良い部屋じゃ無くて良いよ!!もっとなんて言うか…普通の部屋で良いよ。本当、普通の部屋で」
石川「…??普通の部屋だぞ!ここ。」
牧野「いや、だからさぁ〜、こんな高い部屋じゃなくて良いよ。」
石川「そうじゃなくて、特別室以外はみんなコレ。これが普通なの。」
牧野「……。。。」
石川「お前なんか変な心配してる??俺が無理に泊まれって言ったんだから、お金の事は気にするな」
牧野「いやいや流石にそんな訳にはいかないよ!!いくら幼なじみでも…。」
石川「大丈夫だ!治療費だけはちゃんと払ってもらう!なら良いだろ?」
牧野「玄ちゃん〜、、ありがと。」
石川「まっ!俺が直々に治療したんだから、それが一番高いんだけどな!!」
ははっ声に出して笑う石川に
牧野「オイオイ…マジかよ。やっぱり高いの?ねぇいくら?」
石川「嘘だよ!うーーそ!!普通と変わらないよ!それに俺だろうが誰だろうが変わんないよ!安心しろ!」
牧野「本当?玄ちゃんの普通は俺達の普通とは次元が違うからさぁ〜!本当の普通だよね?大丈夫?マジ焦るんだけど!」