先生、お願い…早く治して(番外編)
第6章 牧野の娘…治療した夜は…
「どうされました?」
ナースステーションにいる看護師から声が届いた
牧野「 あの、すみません…。なんか娘の様子がおかしくて」
「分かりました。今、先生をお呼びしますね。」
少しすると
トントンとドアをノックする音が聞こえ石川が入って来た
牧野「玄ちゃん、ごめん、夜中に…」
石川「気にしなくて良い、どうした?痛みでたか?」
牧野「なんか呼吸も荒いし汗かいてるし…急に痛い痛いって言い出して…」
石川は牧野の問いかけに、大丈夫だ!と頷き、牧野の肩をポンポンと叩くとミキの側へ近寄る
石川「ミキちゃ〜ん、分かる?大丈夫だからね〜。痛み止め、切れちゃったかな〜?」
優しく声を掛け、ミキの額に手を当て確認する
石川「ん〜、やっぱり熱も出たね〜。」
ミキ「んッ…いたい"ぃ…んんっ…いたいよ〜やだぁ〜っく…っ…んえっ…っ」
石川「 よしよし大丈夫だよ、ミキちゃん。ごめんな、すぐ痛み取ってあげるからね。心配ないよ!大丈夫大丈夫!!」
ミキ「もう痛いのヤダぁ〜うぅッ…痛いよぉ〜〜うッ…っんッ…ッ…」
再度襲う強烈な痛みに涙が溢れる
石川「 痛いのやだね!ごめんごめん。直ぐ治してあげるからね。ごめんな〜今薬来るからね。大丈夫だよ!」
石川がミキに言葉を返すと同時に、看護師が入って来た