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がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ

第6章 6章 想いを、重ねて・・・(H表現あり〼)


 ランプに従って進むとエレベーターにすぐにたどり着き、それに乗り込むと自動で3階にたどり着いた。
エレベーターの目的階指定ボタンを押さないで動くエレベーターに乗ったのはこれが初めてで…妙な気分になってくる。

そのまま目的の階に着き、ドアが開くと目の前に位置する部屋のナンバーがチカチカ音を立てて点滅している。
……333…どうやらアソコらしい。

 そのまま案内に従って部屋に入ると、何やら機械音がして自動でドアがロックされてしまった。
……え?私達、閉じ込められたの?と一瞬びっくりしたものの…そのドアにも説明文が表記されていて。
間違えて誰かが部屋に入って来れないように自動で鍵が掛かっただけだった。
 内側からドアの取手を回すと普通に廊下へ出られるらしいが、一度出たら部屋の中には戻れないらしい。
…利用料金損しないように気をつけなくちゃ。
うちらにとっては結構なお金なんで(汗)



…あたり前のことだけど


「旅館や普通のホテルとは違うんだね」

 雫が興味津々で中扉を開けて「ほほう?」とか言いながら感想を述べた。
そりゃあ、目的が違うんだもん。
中身だって違うよね?
……などと頭の中で呟いてみるものの、様子が違うから私も興味で頭がいっぱいだった。


 中扉を開けて中に入ると、中身は完全にログハウスみたいになっていて。
本当に何処かの別荘に遊びに来たみたいになっている。
 正面にダブルベッドがひとつ。
その奥には大きな窓を模した液晶スクリーンがあって避暑地のような森林や湖がある外の風景を映し出している。
…ときどき、外から鳥の鳴き声らしき音が聞こえてきていて…何も知らないまま目隠しされてここに連れてこられたら、別荘地と間違えることは確実だった。


「すごっ!」

「わあ☆湖があるぅ♡」

すぐに窓際まで走った雫が窓を開けようとするボケをかまし、


「開くわけないかぁ…てへっ☆」

と、舌を出して苦笑いした。

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