テキストサイズ

がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ

第6章 6章 想いを、重ねて・・・(H表現あり〼)


「えへへ…ふぅ〜……
やっと、二人っきりでお風呂に入れたぁ☆」

湯船に身体を沈めて彼女は満足そうに呟いた。


「これも私の夢。一緒に仲良くお風呂に入ること。やっと願いが叶ったよ」

……ずっと私を想っていてくれていたんだから、そう言うのは分かるけど。
私だってずっと手を繋ぎたかったし。


「…ねえ?杏奈ちゃん。髪の毛、触ってもいい?濡れた杏奈ちゃんの髪の毛、触ってみたいの」

・・・髪の毛?
そのくらい、触ってくれても全然構わないけど…


すっ…と彼女が距離を詰める。
雫の顔が、さっきよりぐんと近くなる……

私の鼓動が、少し、早くなった。


「やっぱり…綺麗。杏奈ちゃん」

髪をいじりながらそう呟く彼女の顔が直視できなくて……思わず視線を逸した。



「うん?!ん…………」

その、僅かなスキに、雫の柔らかな唇が私の唇に重なって。
するっ…と彼女の舌が私の唇の上と下を交互になぞってきた。


____ ぞくぞくぞくっ!

唇を舌でなぞられた。それだけのことなのに。


私の身体全部が一気に栗立った。


「あっ・・・」

その反応に驚いた私は小さな感嘆の声を上げていた。


「んふふっ…杏奈ちゃん、かわいい♡」

「え?!な、なに…」
「小ちゃな声で反応して、可愛い声出して…身体震わせて……ほんとうに、かわいい☆」

そうやって耳元で小さな呟きをして……同時にギュッと抱きしめてきて……

私の頭の中は真っ白に。身体は奥のほうがじんじんと火照りだして……。


「あんなちゃん……きれいだよ?」

そう言うと。

雫は再び私に口づけをして、また舌を唇に這わせてくる。


はぁ………。


無意識に深い溜め息をついて、私は体の力を自然に抜いていた・・・。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ