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エチチ短編集

第2章 イタズラな初恋

聖隆「引き剥がそうとしたけど、力強くて全然離れてくれないし。だから、最後まで…。」


咲希「最後!?私達、最後までしたの?」


聖隆「最後までした、でいいのかな?あ、ナカには出してないから安心して。それに咲希ちゃん、先にイッちゃったし。」


咲希「先に…。なんか色々ごめん…。」


聖隆「謝らないで。凄く気持ちよかった。俺の方が謝らないと、ナマだったし…。」


咲希「!?!?…嘘、でしょ?それで、その後は?」


聖隆「咲希ちゃんは力尽きて寝ちゃったよ。俺はその後、自分で慰めた。」


咲希(泥酔した私、何してんの!?タカくんにそんなことしたなんて///もう、死にたいくらい恥ずかしい。)


咲希「ご、ごめんね…。」


そして、数秒の沈黙。


タイミングを図ったように、画面にはキスシーンが流れる。


咲希(気まずい…。私は何でこんな時に恋愛ドラマを見始めてしまったんだろう…。)


さらに、数秒の沈黙。


画面では恋人同士になった主人公たちが抱きしめ合っていた。


そして、沈黙を破ったのは私ではなく、彼のほうだった。

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