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狂愛の巣窟

第4章 【意のままに踊らされて…】






本気で失神してしまう。
抵抗する間もなくイキ地獄だ。
有紗が帰宅するまで続いた。




「ママ、疲れたの?大丈夫?生理痛?」




寝室でぐったりする私を気遣って声をかけてきてくれた有紗に申し訳なく思った。




「大丈夫……少し寝てれば良くなるから…晩御飯、チンして食べてね」




作り終えていたから良かったものの、一颯くん激し過ぎる。
これじゃ身が保たないわ。
少し浅い眠りについて、ふと目を覚ましたら。




押し殺したような喘ぎ声が壁つたいに聴こえてきました。
あぁ、有紗としてるのね。
当て付けのように酷く落胆する。
一体何がしたいの。




有紗も有紗で……もっと危機感を持たなきゃ。
って、言えた義理じゃない。
私もこんな声を聴かせてしまっていたんだ。




“堪んなくなるんだ”
そうね。
寝返りを打って股の間に手を挟む。
その手がそのままオマンコにいきそう。
ジワリと濡れる感覚。
娘の喘ぎ声と一颯くんのボソボソと話す声。
きっとこう言ってるのよ。




「我慢しないで有紗……十和子さんは寝てるよ、バレる心配もないから安心してイって良いんだよ」




全て私への当て付け。
一颯くんは楽しんでいる。
私が部屋に入って行く勇気がないのを見抜いてる。
嫉妬させようとしてるのね。




わざと見せつけるのよ。
今までの私に対する仕返しかしら?




少しだけ開いたままの一颯くんの部屋。
お風呂から寝室に戻る際に通るから嫌でも見える。
聴こえてくるのは喘ぐ一颯くんの声。




「あぁ……良いよ有紗……フェラ上手になってきたね、今日はお口に出そうかな」




有紗を椅子に座らせて立ったまま咥えさせている。
頭を押さえて小刻みに腰を動かして喘いでいるのだ。




良かった……私みたいに激しくなくて。
すぐにその場から立ち去ったけど寝室に入るとすぐ携帯にメッセージが入った。




(最後まで見ないの?)




ゾクッとした。
完全に気付かれていて私を煽る。
続けてメッセージ。




(有紗、上手だよ、親譲りだね)
(15の十和子さんもこんな感じだったのかな)
(濡れてる?)
(ひとりでヤっちゃダメだよ)
(明日、朝ね)




フェラさせながら何送ってきてるのよ。
一気に既読がついて心の中で笑ってるんでしょ?








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