狂愛の巣窟
第1章 【入り乱れた関係に…】
ゲストハウスの寝室でベットに押し倒される前に熱いキスを交わします。
シワになるのが嫌だというのは知っているのでワンピースを脱がせた後はハンガーに掛けてくれる。
黒レースのガータベルト姿の私を見て興奮しているのがわかる。
抱き寄せたらちゃんと背中からお尻も見てる。
どうぞ、これがあなたの好きなランジェリーでしょ?
「綺麗だよ、十和子さん」
髪を寄せて耳を甘噛みする彼は私の歯列に惚れたという変態さん。
顔が良いからキープしてる。
セックスは並の並。
私を縛りつけて強引に挿入したり玩具を使いたがる人。
自分からベルトを取り頭上で私の両手を縛る。
アイマスクされて視界も閉ざされた。
脚の指の一本一本を丁寧に舐め上げられる。
「西村先生……焦らさないで」
「裕一です、そう呼んでください」
「裕一さんっ……早く、触って」
「仕方ありませんね、今日は時間も限られているので」
「跡がついたら主人にバレるって言ったじゃないですか、ルール違反ですよ?」
「あ……あぁっ……十和子さん、今日はお仕置きしてくれるのですか?」
彼は西村裕一、35歳歯科医師、独身。
始めはSっ気ぶるも途中でドMとなる厄介な性癖の持ち主。
早く終わらせたい時はこうして私がSになる。
放ったらかして帰れますから。
次回会う時まで放置プレイだと思わせる。
慌てて縛りを解き、自由になった手でアイマスクを取る。
今度はあなたが着けていなさい。
「動かないで、私だけが気持ち良くなるからジッとしてなさい」
耳元でそう囁くと下半身はピラミッド型に膨らんでいました。
自分で服を脱がせる。
全裸になった彼の上に乗る前に足の裏で肉棒を踏みつける。
「あっ……!」
「動かないでって言ったよね?あなたに拒否権はないの、身を弁えなさい」
「は、はい…!十和子さん」
そのまま足コキをし始める。
ピクピク動く身体を叱りつけながら勃起させていく。
焦らして焦らして、足の親指と人差し指で亀頭をギュッと締め付ける。
凄い我慢汁……このままイかせるのもアリかな。
物足りないのはわかってる。
わざとモジモジさせているのよ。