狂愛の巣窟
第8章 【倫理に反したその先で…】
「あの、十和子さん」
完全にそう聴こえたから今度こそ一颯くんだと思った。
飛びついてキスをする。
ううん、それこそ上に乗る勢いで。
待ってたよ。
「部屋連れてって」と抱きつく。
お姫様抱っこで階段を登る足音にうつらうつら…と眠りながらも安心して身を任せた。
「着きましたよ」と優しく降ろしてくれたのに何で帰っちゃうの?
グイっと引っ張ってキスしようとしたら慌てて「僕松本です!」って叫ぶんだもん。
重なったらもうこっちのもんなの。
キスだけで堕ちてもらうね…?
さっきの半勃ちなんか比じゃないくらい勃たせてあげる。
逃げるフリもうヤメたら?
抗えないでしょ、もう。
「んんっ……あの、ちょっと…っ」
「有紗居なかった?じゃ、2人きりだね、内緒でシよ?」
もう固くなってんじゃん。
ショーツ越しに当たってる。
ジャケットもシャツも脱がせて私も脱いで下着姿になった。
明かりもつけないままなのでお互い手探りだけど胸揉んだら理性崩れたよね。
有紗の若さには勝てないけど、大きさは私が上。
「ん……慌てないで、舌出して舐めて」
セックスになったら豹変しちゃう私に驚いたかな。
ちょっとだけ開いたままの扉から覗く人影。
「あっ……お母さん…っ」
直にオチンチン触ったらそんな風に喘ぐからキスで塞いだ。
「ヤダ……お母さんなんて呼ばないで」
「で、でも……何てお呼びすれば?」
「十和子」
「そっ…そんな呼び捨てとか出来ないっす」
「何で?恥ずかしい?」
「えぇ?ていうか酔ってらっしゃいますよね?」
「そ、まだアルコール残ってる状態……なのにキミの事襲っちゃった」
「あっ……そこダメっす」
「ココ弱いの?有紗にどれくらい触らせた?」
「えっ……?えーっと……まだ数回程度しか」
「ふぅん……その回数今日で越しちゃって良い?いっぱい触ってあげる」
「えっ?あの、あっ…!」
耐えてる耐えてる。
サイズ的には普通かな。
我慢汁の量も比較的普通。
天を仰ぐキミに再びキスで煽る。
「触るだけで良い?このまま出しちゃう?」
耳元で囁くと嫌だと首を振る。