狂愛の巣窟
第1章 【入り乱れた関係に…】
なんて事を言うの…と顔を向けただけなのに逆上した一颯くんはより密着し突き上げてきます。
私の口は淫らに開いているのではありません。
広角を上げて微笑むのです。
なぜなら、こうなる事は想定内でした。
朝のセックスはこれくらい激しくないと、ね?
どうしてこんな歳の離れた……あなたからすればオバサンでしょう?
「は?十和子さんは綺麗だよ…ハァハァ、一番綺麗な女性だからそんな事言うなよ……好きなんだ、俺、本気で十和子さんの事」
「どうなっても知らないから……あぁんっダメ……そんなにしたらすぐイっちゃう…っ」
「十和子さんっ……俺の子孕んでよ」
「ダメよ……そんなの許されない、私は享さんの妻なの…っ」
あぁ、ダメだ……全然手加減なしで奥までピストンしてくる。
このままイクつもりね。
その前に私もイってしまう。
15も離れた……主人の息子に今。
「十和子さんっ…イクよ?あぁっ…そんな締めたら無理だよ、イクっ…イク…十和子っ…!」
その声が聴きたかった。
私の身体で本能に抗えない様を見たかったのよ。
キミは真正面からぶつかってきてくれる。
若さゆえ…なのでしょうね。
それが今の私には眩しく、張りになってる。
「また中に出したの?いけない子ね」
「十和子さん……キスして」
たくさん注がれた肉棒を抜かないまま、大胆に舌を絡ませ合う。
一颯くんの髪を掻き上げながら角度を変えて何度も。
朝食を食べさせているとインターフォンが鳴り、モニターで宅急便だと確認した。
判子を手にドアを開けるといつもの配達員さん。
「こんにちは~○○急便です、お荷物お届けに参りました、佐倉十和子様ですね?判子かサインお願いします」
制服のポロシャツから覗く逞しい腕の筋肉。
キャップを深く被っているものの短髪黒髪の真面目そうな男の子。
頼んでいたボディークリームの定期便を届けてくれた。
チラチラとこっちを見ているのは気付いてる。
ゆるゆるのニットだから胸が見えそうよね。
それについさっきまでセックスしてたから火照りがまだ残っているかも。
白地に紺の花柄フレアスカートから素脚も見えている。
「あの、今日はサインでも良いですか?」