狂愛の巣窟
第1章 【入り乱れた関係に…】
「有紗(ありさ)は朝練?」
と、15歳長女の、彼にとっては血の繋がらない妹の所在を確かめてくる。
「うん、一番先に出てったよ」
そう言いながらキッチンで食パンをトースターにセットしたら、その手を止めてきて無理やり唇を重ねる。
戸惑いながらも受け入れている私。
いつからだろう。
彼の欲情した目に気付いても知らないフリをしていたのに。
朝から激しく舌を絡ませてきて、少し歯磨き粉の味がするのも可愛い。
トロンとした目でも顔は拗ねている。
「十和子さん……声大きいよ」
「え…?」
「昨日、聴こえてた」
恥ずかしくて耳までの真っ赤になる私を冷蔵庫側に押し倒して再び唇を塞がれエプロンを剥ぎ取られた。
スカートに手が忍び込んできてお尻を鷲掴みされるの。
一颯くんは私のお尻に凄く欲情する。
「親父に抱かれて嬉しかった?今から消してやるから、俺が上書きしてやるよ」
「ちょっ、やめて、ごめんなさい、次から気をつけるから…っ」
まだ濡れてもないのに片脚を上げられ正面から挿れてくる。
朝からギンギンで元気な肉棒を若さいっぱいにピストンされる。
「十和子さんが好きなのは俺でしょ?だって今ちょっと挿れただけでめちゃくちゃ濡れまくってるじゃん、我慢しないで良いよ、2人きりなんだから…っ」
「あぁんっ…ダメ、私たち…家族なのよ」
「俺は認めない、十和子さんは俺と一緒になるべきなんだ」
そんな事ある筈が無い。
私たちは15も歳が離れています。
親子とまではいきませんが一人の男として見るのは不可能に近いです。
ですが、現実はこの通りで男になる一颯くんを拒む事は出来ませんでした。
「ハァハァ……十和子さん…声聴かせて」
「んっ…んっ…んんっ」
「親父にどんな抱かれ方したの?その顔見せたんだ?何回イったの?」
「あんっ…やめて、お願い」
回転させられ冷蔵庫に手をついた。
スカートを完全に上まで捲られ揺れるお尻を見ながら広げたり揉みしだく。
「何で?こんなにキュウキュウに締め付けて離してくれないのはどっち?まさか中に出されてないよね?」