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狂愛の巣窟

第1章 【入り乱れた関係に…】






やめて…と口では言いつつ、身体は応えようとしていた。
洪水のように濡れてしまった私にまだ若い一颯くんは理性を失いました。
主人が居るのに私はその連れ子とセックスしました。




何度も何度も挿入してくる肉棒に自ら腰を振ってしまいます。
完全に雄と雌でした。
止まらなかったんです。
耐え切れず腟内射精を許してしまった。




“でも私は一颯くんとは一緒にはなれない”
“享さんを愛しているの”




はっきりそう言いました。
だけど過ちは過ち。
しっかり受け止めて二度とないようにしましょう。
それが私の出した答えでした。
けど一颯くんは納得してくれません。
当然でしょう。




初対面の時に感じていました。
私を見る目がまるで違っていた。
おそらくその時から彼は私に好意があったのだと思います。
その好意を寄せている相手と死ぬほど快楽を味わった後ですから。




しつこいほど告白を受けました。
勿論、享さんの前では卒なく息子を演じています。
娘の有紗にも良いお兄ちゃんで居てくれているようで。
でも2人きりになると豹変してしまう。
箍が外れたように求め合うようになりました。




“秘密の関係でいよう”




そう言ったのは一颯くんです。
彼女が出来たらこの関係は解消する。
依存しない。
決してバラさない、墓場まで持っていく。
ただ、どうしても諦められなければ改めて交際を申し込むから応えて欲しい、というものでした。




何とも複雑な気持ちでしたが、真剣な目を見て納得せざるを得なかった。
いいえ、若い肉棒に気持ちが揺らいでいたのは事実です。
我を忘れるくらい快楽に呑まれていった。
もっともっと自分の中で育てたい。
自分好みの肉棒にしたいと思ってしまったのです。




今のように口で抜いてあげる日もあれば今朝のように精子を注ぎ込まれる日もあります。
一颯くんの精子が子宮に残っているまま享さんに抱かれた夜も。
いけないとわかっています。
2人は親子なのです。
息子に手を出していると知られたら一体どうなるのでしょう。




毎日スリルを味わいながら身体を重ねている。
「十和子さん」と呼ばれるたびに疼いて無意識に誘惑の目を向けているのかも知れません。









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