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【リレー小説】ルイーダの酒場

第23章 ぱへをやるぞ!

「んふふー。そしたら、ぱへにあう飲み物を用意しなきゃだわ」

と、胸キュンしたとこで、突然聞こえてきた高らかな声に、一堂振り返ると、ヤスとヒロが特に驚いた!

「おっ、お前っ……!」

「母ちゃん!」

――サチがあらわれた!

「お前っ、どうしてここに来たんだ!?」とヤスが訊くと、

「あなたのYouTubeを見てたら、とても楽しそうなんだもの。それで私も、みなさんと冒険したくなっちゃって。それで来ちゃった」

と、呑気に答えるサチ。

身内であるヤスとヒロは、危険も伴う冒険だからサチを心配になったが、

「いいんじゃないか。馬車はまだまだ余裕があるし、仲間は多い方がいいし、美味しい料理が食えるしで。それよりも、早くぱへしようぜ」

ムトは、謎のぱへのことで頭いっぱいで、よく考えるどころではなかった。

というわけで――サチも仲間に加わった!

サチがルンルンしながら持ってきた飲み物が、各自の前に置かれると、

『ぱほ』か『ぱひ』か『ぱへ』かわからないけど……とにかく、どれかをやる時が、ついに来た。

(いよいよだ……。いよいよだぞ)

ムトはワクワクドキドキで、身体の震えが止まらない。


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