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【リレー小説】ルイーダの酒場

第23章 ぱへをやるぞ!

「ぱへのチャンスを失った……あのチビ猿に追い抜かれた……」

そんなムトの肩に、パームが手をあてる。

「大丈夫。今晩、第二回世界大会をやる予定だ」

「なに?」

「アリアハンの宿屋で行うようだ。今日は寝そうになったら、俺がおこしてやる」

「マジか?」

「だから、今日はアリアハンまで、レベルを上げまくろうぜ」

アリアハンでぱへが出来る。

その楽しみを胸に、一同モンスターを倒し続け、アリアハンについた頃、先に宿屋に入った。

前日、一晩中ぱへをしていたムト以外の人々は、眠りについた。

――そして、夜が明けた!
(♪宿屋のBGM)

「うわぁーんっ! パームの嘘つきぃーっ!」

一人だけ一晩中起きていて待ちぼうけ食らったムトの、怒りのポカポカ攻撃、再び。

パームはハンドパワーで上手く避けながら、ムトをどうどうと宥める。

「パーム、お前何が『大丈夫。今晩、第二回世界大会をやる予定だ』『今日は寝そうになったら、俺がおこしてやる』だよぉっ! しかもお前だけでなく、みんな寝ちまったし!」

「ムト、予定は未定ってヤツなんだ。許せ」

「許さないっ! ぱへをするまでは絶対に許してやんないんだからなぁ!」

「あの二人はどのような関係なりか? さてはデキているなりね」

「さぁ、どうなんだろうねぇ」

カズマとレミファは二人を見て、ひそひそニヤニヤ。


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