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【リレー小説】ルイーダの酒場

第24章 勇者・光邦

「なにがおこってんの!?」と光邦は、口直しにテヘペロの唇を奪っていた。テヘペロは、200Pのダメージを受けた。

兵士は膝をつき、頭を抱える。

「まさか、王妃と姫が……では王様は……」

ムトは兵士の肩を叩く。

「ここは、あの三人に任せていいだろ。ハヤテもいるし。俺とレミファと、この勇者さんで、王様を助けに行くぜ」

「え、私っ!?」

光邦は自身を指差した。

「あんたは、あの姫の毒ガスをまともに吸って生きてんだ。その超人的な耐久性なら力になる」

「いやいやいや、私、はじめっから勇者でもなんでもないのよ。別の世界で勇者と間違われて連れ去られたオカマのダンサーよ」

「ダンサーなら俺もスーパースターで経験はある。よし、レミファ、テヘペロ、行くぞっ!」

テヘペロはすでに、オレンジ色のコマンドになっており、テヘペロというよりヘロヘロになっていた。

「しょうがないわね」とレミファが、テヘペロに向かって「ベホイミ!」

テヘペロの体力が戻り、復活。それを見た光邦は「ええええーーーっ!!」と腰を抜かす。

「なんの魔法!? いや、この世に魔法なんてある? いや、あの姫もおかしいって」


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