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【リレー小説】ルイーダの酒場

第26章 夕べはお楽しみでしたね

いいオケツから、未だに煙が消えないテヘペロ。

テヘペロの聞いたことのない声が、未だに耳から離れないレミファ。

硬いトンネルを掘ったものの、未だに現実を受け止めきれていない光邦。

そんな三人を引き連れるムトは、暗黒に包まれた敵の本拠地を目指し、山越え谷越えを繰り返した。

長い道のりを歩きながら、レミファはプチプチっとクローバーを摘む。
それを見た光邦が声をかけた。

「まあ、懐かしい。私も子ども時代に、よく編んだわ。首飾りにするのよね」

「カマ勇者にも子どもの頃があったなんて、レミファ、ぜんぜん想像できないし、したくなぁい。
これはね、テヘペロにあげるの」

「え、テヘペロに? てか、あんた、ひどい一言をさらっと言わなかった?」

光邦にプイっと背をむけたレミファは、テヘペロに微笑む。

「はい、できた! テヘペロ、はいてみて? 今までずっとノーパンだったもんね」

「うがうが(パンツなんてハイカラなもの、オイラ初めて着るよ)」

テヘペロは、レミファが作ったクローバーパンツを装備した。

テヘペロの守備力が9あがり、尻から煙が消えた。さらに、そのクローバーには四葉が混じっていた。
テヘペロの運の良さが12あがった。


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