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【リレー小説】ルイーダの酒場

第27章 2体のトロル

ムトら三人は、唖然としている。

「あれほど強いトロル2匹を、いとも簡単に倒してしまうとは……。おい、勇者カマ野郎。今、どんな攻撃したんだよ?」

ムトが恐る恐る問うと、光邦はふふんと得意気に鼻を鳴らしながら、こう答えた。

「光邦様専用口に、私がちょいと失礼しただけで、このねんね二人は昇天したわ」

「なんか、わけわかんねえよ」とテヘペロの様子を見る。

テヘペロはうずくまり、頭と肛門を押さえている。なにかショッキングなものを見て、激しいトラウマが全身に巡ってきているのだろうか?

「どうしたの、テヘペロぉ」とレミファが背中をさする。

テヘペロは光邦を指さし、「ウガガガガ(あ、あいつおっかねぇ……)」

レミファはこうとらえた。

「なんか、あの2匹のトロルが自分よりもデカくて強そうだから、驚いたみたい」

「いや、まだレベルが低いんだろ。山のふもとでガンガン敵倒して、レベル上げようぜ」とムトは、今来た道を引き返す。


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