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【リレー小説】ルイーダの酒場

第29章 裸の王様

「私の溜まった欲求とストレスを、どうするつもりなのよ!」

「知るか! お前ここに来て欲求を満たそうとしてんじゃねぇ! てか、お前が登場してる舞台と一緒にするな!」

ムトと光邦が、作品の垣根を越えた小競り合いをしている中、ゴゴゴゴゴと奥にあった壁が崩れた。

「え、なにがおこってんの?」とレミファは驚いてテヘペロの後ろに回る。

すると、目に見えるほどの風の束が、回転しながらこちらに向かってくる。

「やべ、バギだ!」

テヘペロは25pのダメージを受けた。
レミファは13pのダメージを受けた。
ムトは光邦を盾にした。

「ギャー!」

なぜかわからないが、とりあえず光邦もダメージを受けた。

流れたバギが、木馬にも当たる。まともに受けた木馬は、大ダメージを受け死んだ。

王様が木馬にかけよる。

「あわわわ……わしの楽しみが」

「ジジイ! 癖になってんじゃねぇぞ!」

ムトが王様の腕を引っ張る。

「ねぇ、私にもまたがせて」と光邦が尻を出す。その尻をムトが蹴り上げる。

「お前はアホか! 試そうとすんじゃないぞ! てか、こんなんばっかり集まってくるな!」


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