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【リレー小説】ルイーダの酒場

第31章 絶体絶命のピンチ

「きゃあああっ、目がっ……目がぁー!
 あぁーっ……」

「うがっ、うがぁー!
(目がっ……目がぁー!)」

「レミファ、テヘペロ!
 ムス●ごっこしてる場合かっ!
 この光はっ……ただ事じゃねぇぞ!」

ムトが危機を感じている傍らで、もう一人、ム●カごっこをする人物が……

「ぬおぉーっ、目がぁーっ!」

「おいコラ、王様のオッサン!
 一緒になって遊ぶなっつーの!」

そうこうしてる間に、光邦は――

「もっと、もっとよ、キング! ネバーエンディング・ゴツゴツぅ、ウィアー!」

光邦は意味不明な言葉を発しながら、お楽しみ中だった。

そのときもう一度、あのセリフが聞こえた。

「目がっ……目がぁーっ! あぁーっ……」

それは、地の底からわき上がってくるような、苦しそうな叫び声だった。

剣の放つ強烈な光に目がくらんだムトたちは、前が全く見えなくなってしまっていた。
目をぎゅっとつぶったまま、ムトが周りに尋ねる。

「誰だよ?まだ、●スカごっこしてるのは?」

「レミファじゃないもーん」

「うーが(オイラも違うじょ)」

「パピーちゃんでもないのじゃ」

「カマ勇者でもないみたいだし。いったい誰なんだ……」

ムトは声の主を確認しようと目を開けようとしたが、やっぱりまぶひくて無理だった。


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