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【リレー小説】ルイーダの酒場

第31章 絶体絶命のピンチ

「『目が』が『メガ』だと?」

誰かがムス●ごっこをしているだけだと思っていたムトだったが、レミファの言葉から、差し迫った危機に気づく。

「いや、レミファ。俺もうっかり忘れてた。爆弾岩の魔法は封じたけど、合体したから効果はチャラだ。今のキングは魔法を使える!!」

「っうっそぉー!!」

「っうっがぁー!!」

レミファとテヘペロの絶叫が城内にこだました。

「目が見えなくても、キングの呪文を封じるしかねぇ!
俺が呪文を唱えるから、みんなは当たらないように伏せろ。いいな?」

ムトの声かけに対し、みなが了解の返事をした。

「よしっ。ピーリカピリララ、マホトーン!」

パラリラルラ♪

魔法の作動音が鳴り、ムトから魔法封じの呪文が放たれた。
その瞬間、

ピッカーーン!!

光邦の剣が魔法を跳ね返した!

「うっそだロー!!」

跳ね返ったマホトーンは、ムトの全身に浴びせられた。
――ムトの魔法が封じ込められた。



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