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【リレー小説】ルイーダの酒場

第31章 絶体絶命のピンチ

「まさか魔法を跳ね返しちゃうなんて、絶体絶命のピンチだよぉ~!」

「うがうが~っ!」

「くっそ、カマ勇者、余計なことすんじゃねぇっ!」

そうこうしてる間にもキング爆弾岩は「んんんんん……」と唸っている。

「どうするの、ムトぉ~!」

「こうなったら……逃げるしかない!」

「ええっ!?」

「王様を連れて、できるだけ遠くへ逃げるんだ! じゃないと……ぱへリゾートに行けなくなる!」

「ちょっ、ちょっとムト? こんな時でさえ、ぱへなの? そういえば、ぱへリゾートの鍵は王様が持ってるんだっけ」

「おお、そなたたち、ぱへリゾートに行きたいのじゃな? それならわしを無事に城まで連れていってくれたらパスポートを発行してやろう」

「行く! 行きたい! よっしゃ、レミファ、テヘペロ! 走るぞ!」

テヘペロは王様をおんぶし、ムトたちは眩しい光とは逆の方向へ走り出した。

「そうじゃ、これがあったのじゃ。ほいっ」

王様は懐から魔玉を取り出すと、光の中へと魔玉を投げた。

すると──


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