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美しくて残酷な世界

第2章 イラダチ

ドキッとした。

見つめられる度に、私の中にどんどん修也君が入って来る。

「いいよな。俺と付き合って。」

「うん。」

付き合うってまだ何なのか、分からないけれど。

とりあえずこの人と、セックスとかするのかな。

うわっ!もしかして、キスも照れるかも。

「何、考えてんの?顔赤いぞ。」

「ううん。何でもない。」

「あっ、分かった。」

すると修也君が、私の耳元に口を近づけた。

「えっちい事考えてたんだろ。」

「えっ?」

何で解かるの?

もしかして、エスパー?

「まあまあ、そう言う事はおいおいね。」

「はぁ……」

途端に拓人さんの引き締まった身体を思い出した。

修也君もあんな体してるのかな。

「もしかして、熱あんの?さっきから顔赤いよ?」

「ううん。放っておいて。」

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