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美しくて残酷な世界

第3章 嫉妬

そして私はその反動で、修也君と一緒にいるようになった。

学校帰りに修也君と待ち合わせして、そこから家まで一緒に歩いた。

修也君は学校でもモテるらしくて、告白されるのも度々あるという。

でも、断るのは、自分の事を本気で好きだと、思えないかららしい。

「じゃあ、何で私と付き合おうと思ったの?」

「言ったじゃん。気に入ったからだって。」

その気に入った理由を、聞きたいんだけど。

「そう言えばさ。今日、家に行ってもいい?」

「えっ……」

胸がドキンとした。

「ほら、いつも外で話しているから、たまにはゆっくりと家の中で話したいなって、そう思って。」

「そうだね。」

いつも歩いて話す私達。

たまにお店に入って、おやつを食べながら話す事もあるけれど、いつも支払いは修也君ばっかり。

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