
おはな畑
第1章 宇髄夫婦
「ぇっ……ハァハァ……」
寸止めを食らい、困惑する祥子。
溜まりに溜まったエネルギーが、放出されず、冷めることもなく、ただ行き場を失って、そこに留まる。
ムラムラと体は疼き続け、まるで拷問を受ける祥子は、
「ハァハァ、達弥……」
喉の奥からやっと絞り出したような声を出し、苦しそうに俺を見つめる。
「助けて欲しい?」
耳に囁くと、大きく跳ねる祥子の体。
「どうする、祥子。このまま指でイクか……それとも、俺のでイクか……」
言いながら、祥子の中で指をクイっと折り曲げる。
「んぅっっ……!」
「ん? どっち……?」
「んぁ……っ!」
指をクイクイ動かされ、鳴き声を上げる祥子。
「ほら、言わないと止めるぞ……? イキたくないの? ここまでにするか……?」
言われてやっと、
「……イキ、たい…………達弥の……で……イク……」
