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ヌードモデルに赤い薔薇

第1章 ヌードモデルは欲求不満


あとは日取りを決めるだけという段階にまでこぎ着けた夜に、

安心した私は、一人の部屋で、ふと、まだ持っている少女漫画を開いた。

高校時代の純愛と、大学生になってからのセックスを描写する作品である。

好きな人と結ばれるという少女の夢を美しいヌードシーンにしていて、あの頃も抵抗なく見ていたが、

今日読み直すと、女がセックスする意義は変わっていくのだ、という感想を抱かざるを得なかった。


俗にいう「安全日」が選ばれ、理恵ちゃんと私の彼を、私の部屋に迎えいれた。

すでに午後9時、やることをやって、後腐れなく解散だ。

・理恵ちゃんはアイマスクで目隠して、彼を見ないこと。

・キスだけはしないこと。

この二つを条件に私のベッドを使うことを許していた。

私は、ゆるい部屋着のままで椅子に座って監視するのだ。

理恵ちゃんの自撮りヌードを事前に彼にも送っているというのに、
白いブラウス、白いスカートでベッドに腰かけたアイマスク美少女にさっそく彼は興奮したようだ。(この野郎)

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