
エッチな女子高生は年上がお好き
第4章 お近づきの印に
ライブハウスに着いた。みんな、各々に荷物をロッカーにしまったり、トイレに行ったり、バーカウンターで飲み物を貰ったりしている。
小さなライブハウスだから、と思っていたが、それでも500人くらいは入るようで、途端に見つけるのが難しく感じてきた。
私服になってたら、もうわからないかも。
スーツの高身長って覚えてるなら、花木さんじゃなくていいっしょ、と、チカに怒られてしまいそう。
そうじゃないんだよ、と心の中で反論しながら、キョロキョロと花木さんを探してみる。
でも、めっちゃ探してるとも思われたくないし、そもそも来てるのかもわからないし。不安な気持ちになりながら、私はとうとう会場にまで来てしまった。
数分すると、人も増えてきて、あまり身動きも取れなくなってきた。もう近くの人の顔しか見えない。
