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エッチな女子高生は年上がお好き

第4章 お近づきの印に


「だからこそ1番好きな曲が聴けたら、とても嬉しい」

花木さんはたまにぐらっと体を揺らして、辿々しく階段を降りているから、もしかしたら少し酔っているのかもしれない。だから楽しく話せるのかも。

「曲が始まった時、うれしくてゾワってしません?あの感覚がすごく好きで」

「わかります!」
嬉しそうにこっちを向いた花木さんは、少し暗めのライブハウスではわからなかったが、階段の蛍光灯の下では、ほんのり赤いようにも見える。

ドリンクでお酒を飲む人は多い、むしろほとんどがそうだから、何らおかしいことではないけど、楽しそうな花木さん、超かわいい。。

「うわー、外ちょっと寒い」
一階につくと、すぐ外になっていて、5月というのに少し寒い風が吹いている。

「夜はまだ冷える日もありますね」
風が吹くと、確かに肌寒い。さっきまで暑いライブハウスにいたから心地いいような、少し汗ばんだ身体が冷えて寒くなっていくような。

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