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エッチな女子高生は年上がお好き

第4章 お近づきの印に


私たちは外に出たものの、ネオンだらけの街を前に立ち尽くした。歩くでもなく、話すでもなく、ただ気まずい時間が流れて、すぐに耐えられなくなった私は、一か八かご飯に誘ってみることにした。

言い出すまでに、口を開いては閉じて、アワアワして、やっと詰まっていた言葉が喉から出てきた。

「あの、よかったら、この後、ご飯とか、、どうですか、、?」

「ご、ご飯?是非行きましょう、、!」
露骨に花木さんは驚いて、嬉しそうにしている。そんなリアクション、期待しちゃうからやめて欲しいよと思いながら、1日くらい期待してみることにする。

「何食べたいですか?逆に、苦手なものとか、、?」

花木さんが私の顔を覗き込むように見てくる。
耳が赤くなるのが自分でもわかるし、髪を耳にかけているからバレバレなのもわかって、余計に耳が熱くなる。辛い。

「え、えっと、じゃあ、おすすめとか。。」
可愛げがない!自分の返事が!!
情けなくなりながら、でも、本当に花木さんとなら何を食べても美味しいに決まっているのだ。

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