エッチな女子高生は年上がお好き
第1章 恋愛は難しい
「あ、でもさ。なんかこの前、いい感じの男いるみたいなこといってなかった?もりりんがきいたら泣くぜ?」
恋バナの時だけ目が輝いてしまうのが、女子の宿命である。チカの茶色のカラコンが、キラキラと光って見える。
「あー、、。お察しって感じかな、それは」
「なにそれ、詳しく聞かせなさいよ」
「フツーに、彼女いた!23歳の新卒なんだけど、そもそも居酒屋に就職してるのやばくない?闇感じるよね」
ネットで出会った年上の男とそれなりの恋愛をして、それなりに傷ついて、バカバカしい時間を過ごすのが、私たち世代の主流になりつつある。
「え、なにそれ。ハルも若くてそんなつまんない男にひっかかるんだ」
「うん。若い男はやっぱダメだよ。でもやっぱり若いとね、肌とか綺麗なんだよ。顔は好きだったな」
森本春彦を若くしてイケメンにした感じ。でもストレートヘアで、長い前髪から覗く、ちょっと危うい視線に、たかが18歳の私は落ちた。
「でもさ、手は出されなかったんだよ」