
エッチな女子高生は年上がお好き
第4章 お近づきの印に
「僕、今まであんまりライブ会場で友達作るとかしてこなくて、しかも、多分年齢も離れてるじゃないですか。だから、変に緊張しちゃいますね」
社交的すぎない感じ、推せる。
「私もです。人付き合いとか苦手で」
私は基本的にいつも一人で、他人とのしがらみからは解放された状態で趣味を満喫したいタチだった。
「なのに僕とはご飯行ってくれるんですね。嬉しいです」
これは夢か?と思ってしまうような展開に、頭が全く追いついていない。よく考えれば、今から好きな人とご飯デートで、しかもちょっと好感触。明日死ぬのかな、私。
「花木さんなら、楽しいかなって思って」
「え、名前も覚えてくれてるんですか?」
「素敵な名前だなって、お花だし、、」
急にストーカーじみている性格を指摘されたみたいで、恥ずかしくなってしまった。私だけ舞い上がって、馬鹿みたいだ。
「花の木って、変でしょ。少し」
と笑う顔は、少し子供っぽい印象もあって可愛らしい。
