テキストサイズ

エッチな女子高生は年上がお好き

第7章 お家にお泊まり!?


悪戯っぽく笑う顔は、少年らしさも感じさせて、でも大人の余裕を見せつけられているようで、混乱する。

ガキだから私にはわからない。弄ばれてるのかなんなのか。

「そうやって大人の余裕出すところは嫌いかも」
フンと睨みつけると、花木さんは余裕の顔で笑った。

「余裕ないよ。余裕あったらこの前みたいなことにはならないでしょ」

そういえば、敬語があまり使われなくなっていた。
「じゃあ、仕返しか何かですか?」
「余裕の返しだね、それは」

2人でクスッと笑ったが、これはいわゆる「両想い」の雰囲気!?

「俺らまだ3回しか会ったことないから、もっとちゃんと知らなきゃだめですね」

私は外見に惚れてしまっていたから、確かによく考えれば何も知らない。
どんな会社で何をして、どこで生まれて何をしてきたか。思えば、この2回、ご飯を食べている時も、ずっとお互い音楽の話に没頭して、お互いの人生についてはほとんど話したことがなかった。

今日もおすすめしてもらった音楽の感想をひとしきり語り合って、じゃあこれも好きだとか、こんなバンドに出会いたいとか、いい雰囲気の男女とは思えない会話をたくさんした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ