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ほしとたいようの診察室

第6章 回想、はじめまして



「自分に……できますかね……」


自信なさげに、蒼音くんは言う。
その表情をみて、俺だって自信ないよと笑いそうになる。



「できなくてもいい。ダメ元でやってみてくれ。」



今となっては、蒼音くんは小児科ナースのエースだが、その当時は右も左もわからない実習生。


蒼音くんも、のんちゃんのおかげで日々の無茶振りが多く、だいぶ鍛えられたことは間違いないだろう。


……

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