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ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る



元基先生は光くんの言葉をゆっくりと受け止めていた。




やがて、穏やかに応える。




「それは、誰にもわからないね」




寂しそうな声だが、ブレてはいない。

涙の気配も感じないその声に、俺が胸を打たれていた。
昼間の医局で、少し気持ちの整理ができたのかもしれないと感じた。


担当している子どもから聞くには堪えない一言ではあったが、元基先生はそれに真摯に向き合おうとしていた。




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