戦場のミハイル
第2章 市街戦での孤立、息をひそめて生還せよ!
アナスタシアはその後、食堂でも同僚たちからからかわれながら華麗にスルーし、ようやく4人部屋の自室に戻った
報告書…
と頭によぎったものの、あっという間に睡魔に襲われて深い眠りについてしまった…
質素な軍の寝床だったが、こんなにも心地よいとは思わなかった
やはりコックピットで抱き合いながら眠るのは無理がある
あのとき、ふたりとも裸で毛布にくるまって何事も無かったものの、死線をくぐり抜けようとしている状況だった
でも
あのとき彼から求められていたら
きっと
こばまなかった……
そして、いまこの自室にミハイルが訪ねて来たら?
わたしはすぐに受け入れてしまうだろう
彼は顔を寄せて来て、身体を重ねて
全身に口づけをしてきて、
わたしはきっとのけぞってすべてを受け止める
アナスタシアが目を覚ましたとき、自分がこんなにもふしだらな女だったのか!と嘆いてしまう
以前から性欲はあったし、自慰をしたりもしたことはあったが、こんなにも生々しい夢を見るのは初めてだった
軍服を着て、支給品のタブレット端末を開く
やっぱり実家からの連絡は無い
戦火が広がっていなければいいのだけれど……
母親も、祖母も疎開できるのだろうか?
アナスタシアは悪いことばかり考えてしまう
気持ちを切り替えて報告書を書く
最初に遭遇した戦闘
敵機はデータベースに載っていない新型兵器のようだ
あのまま交戦を続けなくて良かった
どのような能力を持つ機体かはわからないが、新型機を操作するならば、それなりの能力者〈プラストラー〉の可能性が高い
いくら同格のサイズの機体であっても、その中身は巨大な空間を持った機体かもしれない
アナスタシアのような低い能力であればすぐに殲滅させられていたかもしれないのだ
アナスタシアは報告書を送信して、機体の同期をさせる
これで報告を受けた上官は機体に残されたデータとリンクさせながら確認することが出来る
軽い食事をしてから上官である部隊長のところへ赴いた…
報告書…
と頭によぎったものの、あっという間に睡魔に襲われて深い眠りについてしまった…
質素な軍の寝床だったが、こんなにも心地よいとは思わなかった
やはりコックピットで抱き合いながら眠るのは無理がある
あのとき、ふたりとも裸で毛布にくるまって何事も無かったものの、死線をくぐり抜けようとしている状況だった
でも
あのとき彼から求められていたら
きっと
こばまなかった……
そして、いまこの自室にミハイルが訪ねて来たら?
わたしはすぐに受け入れてしまうだろう
彼は顔を寄せて来て、身体を重ねて
全身に口づけをしてきて、
わたしはきっとのけぞってすべてを受け止める
アナスタシアが目を覚ましたとき、自分がこんなにもふしだらな女だったのか!と嘆いてしまう
以前から性欲はあったし、自慰をしたりもしたことはあったが、こんなにも生々しい夢を見るのは初めてだった
軍服を着て、支給品のタブレット端末を開く
やっぱり実家からの連絡は無い
戦火が広がっていなければいいのだけれど……
母親も、祖母も疎開できるのだろうか?
アナスタシアは悪いことばかり考えてしまう
気持ちを切り替えて報告書を書く
最初に遭遇した戦闘
敵機はデータベースに載っていない新型兵器のようだ
あのまま交戦を続けなくて良かった
どのような能力を持つ機体かはわからないが、新型機を操作するならば、それなりの能力者〈プラストラー〉の可能性が高い
いくら同格のサイズの機体であっても、その中身は巨大な空間を持った機体かもしれない
アナスタシアのような低い能力であればすぐに殲滅させられていたかもしれないのだ
アナスタシアは報告書を送信して、機体の同期をさせる
これで報告を受けた上官は機体に残されたデータとリンクさせながら確認することが出来る
軽い食事をしてから上官である部隊長のところへ赴いた…