戦場のミハイル
第2章 市街戦での孤立、息をひそめて生還せよ!
ブリーフィングルーム
通常10〜30人程度でミーティングをする作戦室だ
エレーナ・ジャノコバは部下のアナスタシアから口頭報告を受けていた
「……まぁ、良くも新型数機に囲まれて脱出出来たことね、機体の電力を落として隠れきれたのは運が良かったわ」
「はい、その後の河川敷での戦闘は従来兵器と歩兵部隊のみだったので逃げ切ることも出来ました!
橋の防衛部隊に新型兵器が組み込まれていたなら無傷ではいられなかったと思います!」
エレーナは動画を一時停止させ、新型の敵兵器をモニターに映し出す
「……それでなナスチャ、機体データを先に解析させていたんだが敵の新型は新たな武装が見て取れるらしい
この主砲の脇にある4つの突起物
コイツらは独自に動き回るドローン兵器のようだ、つまり機体を操作する〈プラストラー〉以外に別の能力者を同乗させている可能性がある
もしかすれば一機で小隊並みの部隊で運営しているかもしれん、しかもそれが数機
そこで本国からお前に直接確認したいことがあるそうだ、アナスタシア・ゴロビナ!これより本国へ戻り作戦総本部へ向かいなさい」
アナスタシアは踵を揃えて敬礼する
「……えーっと、私だけですか?ミーシャも?」
「いえ、ミーシャは他の者とペアを組ませ別の作戦に参加の予定だ!本国へ行くのはナスチャだけよ」
「ハッ! アナスタシア・ゴロビナ、総本部へ向かいます!」
アナスタシアは最敬礼して退室した
通常10〜30人程度でミーティングをする作戦室だ
エレーナ・ジャノコバは部下のアナスタシアから口頭報告を受けていた
「……まぁ、良くも新型数機に囲まれて脱出出来たことね、機体の電力を落として隠れきれたのは運が良かったわ」
「はい、その後の河川敷での戦闘は従来兵器と歩兵部隊のみだったので逃げ切ることも出来ました!
橋の防衛部隊に新型兵器が組み込まれていたなら無傷ではいられなかったと思います!」
エレーナは動画を一時停止させ、新型の敵兵器をモニターに映し出す
「……それでなナスチャ、機体データを先に解析させていたんだが敵の新型は新たな武装が見て取れるらしい
この主砲の脇にある4つの突起物
コイツらは独自に動き回るドローン兵器のようだ、つまり機体を操作する〈プラストラー〉以外に別の能力者を同乗させている可能性がある
もしかすれば一機で小隊並みの部隊で運営しているかもしれん、しかもそれが数機
そこで本国からお前に直接確認したいことがあるそうだ、アナスタシア・ゴロビナ!これより本国へ戻り作戦総本部へ向かいなさい」
アナスタシアは踵を揃えて敬礼する
「……えーっと、私だけですか?ミーシャも?」
「いえ、ミーシャは他の者とペアを組ませ別の作戦に参加の予定だ!本国へ行くのはナスチャだけよ」
「ハッ! アナスタシア・ゴロビナ、総本部へ向かいます!」
アナスタシアは最敬礼して退室した