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シャイニーストッキング

第11章 絡まるストッキング10     連休最後の2日間…

 40 ゆかりと大原本部長(2)

 時系列的には2061ページ…

 第15章 絡まるストッキング9      
 美冴とゆかり

 256項 無双の二人に…
 からの続きとなります。

 わたしと美冴さんの二人は『夢の国』の隣のオフィシャルホテルのセミスウィートルームに泊まり、夢の様な夜を過ごし、次の日は隣の水族館を巡り、公園を散策し、水上バスに乗って東京湾を一回りした。

 そしてわたしは、この魔法の様な、夢の様な二人の時間はまだまだ続くと思っていたのだが…
 突然、リアルな現実の電話が美冴に入ったのだ。

「…あ、うん、は、はい、うん…」
 
 それは美冴さんの母親からの、お墓参りに待っている…
 そんな電話であった。


 今は15日の午後1時過ぎ…
 大至急帰れば3時前には戻れる。

「…ごめんなさい、ゆかりさん…」

 そういう訳で『夢の国』の魔法は、あっけなく解けてしまった…


「ううん、いいですよこの3日間…
 すごぉく楽しかったし…
 本当に夢の…
 魔法の3日間だったわ…」

 わたしは少し恥ずかしそうに言う…

「うん、わたしも本当に夢のようだった…
 それにゆかりさんと一気に…
 つながり、ひとつになれた…」
 すると美冴さんも微笑みながら恥ずかしそうに返してきた。

 
「あぁ、み、みさえさん…」
 そう言うと…
 わたしは思わず心が震え、そして声を震わせてしまう。

 すると、美冴さんが突然に…

「あ、そうだ…
 今夜…
 彼の、大原本部長の家に行っちゃえばぁ…
 お素麺持ってさぁ…」
 と、言ってきたのである。


「えっ、あっ、そ、そうかぁ…」
 
 そうか、彼、浩一さんは今夜帰ってくるって云っていた…




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