シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング10 連休最後の2日間…
56 ゆかりと大原本部長(18)
「あ、美味しいわ」
「いや素麺なんて誰が作っても同じだろう」
浩一さんは笑いながら言ってくる。
だが、わたしには同じではないのだ…
全く、いや、カップ麺にお湯を入れる位しか何も出来ないわたしには…
素麺でさえ、大きな山と同じくらいに高いのだ。
でも作らなかったことに少しホッとしている自分がいて、反面…
せっかく美冴さんに教わったのだからと、残念な自分がいた。
「じゃあ、今度はゆかりが何か作ってくれよ」
「え、あ、う、うん、そのうちね」
「そういえば、ゆかりの手料理なんて食ったことなかったなぁ」
「えっ、あっ、う、うん」
思わずドキッとしてしまう。
「いつも、どっかで飯食って、いつものホテルのパターンばっかりだったからなぁ…」
「う、うん、そうね…」
「こうしてマンションに来たのも?…
え…と、三回目か?」
「あ、今日で四回目かなぁ」
「だよなぁ、私だってゆかりのマンションには一回しか行ったこと無いしなぁ…」
そう、わたし達は基本、外でばかり逢っていた…
なんとなく自然にそうなっていただけであり、お互いに自分のマンションを嫌がっている訳でも無いのだが。
だけど、こうしてプライベートを別けてきたから、こうまで良い関係が築けたのかもしれない…
そうとも思えていた。
「今度ゆかりの手料理でもご馳走になりたいなぁ…」
「え、あ、うん、そ、そのうちね…」
ヤバい…
わたしはドキドキしてしまう…
「あ、それよりさぁ」
そして話題を変える為にわたしは話しを逸らす。
「ひ、久しぶりの田舎はどうだったの?…
それにお母様の御容態は?…」
とにかく料理の話題から逃げたかったのだ…
「あ、美味しいわ」
「いや素麺なんて誰が作っても同じだろう」
浩一さんは笑いながら言ってくる。
だが、わたしには同じではないのだ…
全く、いや、カップ麺にお湯を入れる位しか何も出来ないわたしには…
素麺でさえ、大きな山と同じくらいに高いのだ。
でも作らなかったことに少しホッとしている自分がいて、反面…
せっかく美冴さんに教わったのだからと、残念な自分がいた。
「じゃあ、今度はゆかりが何か作ってくれよ」
「え、あ、う、うん、そのうちね」
「そういえば、ゆかりの手料理なんて食ったことなかったなぁ」
「えっ、あっ、う、うん」
思わずドキッとしてしまう。
「いつも、どっかで飯食って、いつものホテルのパターンばっかりだったからなぁ…」
「う、うん、そうね…」
「こうしてマンションに来たのも?…
え…と、三回目か?」
「あ、今日で四回目かなぁ」
「だよなぁ、私だってゆかりのマンションには一回しか行ったこと無いしなぁ…」
そう、わたし達は基本、外でばかり逢っていた…
なんとなく自然にそうなっていただけであり、お互いに自分のマンションを嫌がっている訳でも無いのだが。
だけど、こうしてプライベートを別けてきたから、こうまで良い関係が築けたのかもしれない…
そうとも思えていた。
「今度ゆかりの手料理でもご馳走になりたいなぁ…」
「え、あ、うん、そ、そのうちね…」
ヤバい…
わたしはドキドキしてしまう…
「あ、それよりさぁ」
そして話題を変える為にわたしは話しを逸らす。
「ひ、久しぶりの田舎はどうだったの?…
それにお母様の御容態は?…」
とにかく料理の話題から逃げたかったのだ…