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シャイニーストッキング

第18章 ほつれるストッキング2          蒼井美冴と松下律子

 48 融ける夜(1)

「ふぅ、ふぅ、ふぅ…」
 ベッドに寝かされた松下さんは、アルコールの酔いに呼吸を荒げ、酔い潰れていた。

 チャコールグレイのキチっとしたスーツ、そしてそのややタイト気味な膝丈のスカートから、魅惑的な光沢の艶を放ち、綺麗で長いな脚を包み混んでいるストッキング脚が延びていた。

 なんてキレイな脚なの…
 八頭身、いや、ややもしたら九頭身ともいえる抜群のスタイルの、この長く、美しいストッキング脚。

「………」
 わたしはツインベッドのもう一つのベッドに座り、傍らで酔い潰れ、息を苦しそうに荒げて眠っているこの美しい松下さんを、黙ってジッと…
 いや、この美しさと、魅惑的なストッキング脚に魅了されつつ見つめてしまっていた。

 同性のわたしだって、ドキドキと魅了されてしまう程にキレイだわ…
 わたしは見とれ、いや、見惚れてしまう。

 ゆかりさんも綺麗で、美しい…
 だけど、この松下さんの美しさは、また、ゆかりさんとは違って感じ、見える。

 ゆかりさんは、キリっとした聡明さが伺え、そしてややもしたら冷たくも感じてしまう程の、端正な美人タイプ…
 だが、この松下さんはモデル並みな端正なスタイルと美しさを持ち合わせながらも、女性特有の女のか弱さ的な翳りのある横顔をも、わたしに見せてきて…
『ちょっと、ほっとけない…』
 そんな感情をも生ませてくる様な魅惑さがある。

 そして、酔い潰れて寝落ちし、無防備に投げ出されているこの美しく、魅惑的な脚…
 それは、ストッキングフェチには堪らなく、垂涎するほどの美しさに溢れており、わたし自身も思わず見惚れてしまっていた。

 いや、魅了されていたーー

 確かに、こんな彼女を手に入れてしまったならば、似つかわしくない様な野心という思いを抱いてしまうのも無理はないかも……
 わたしは、ふと、彼、大原浩一のあの、穏やかで屈託のない笑顔を浮かべながら、そう思っていた。

 そして…
 ゆかりさんをも…
 この松下さんをも…
 また、このわたしまでをも手放したくはない…
 そんな彼の、ある意味調子の良く、ズルい想い、感情をも、なんとなく理解できてしまう………
 そんな自分に、苛立ちさえ感じ始めてきていた。

 でも、確かに堪らないかもーー
 わたし自身のオンナも、そう疼いてきていた。

 

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