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シャイニーストッキング

第18章 ほつれるストッキング2          蒼井美冴と松下律子

 63 融ける夜(16)

 りつこを奪うどころではなく、自分自身がりつこに心を奪われ、魅了されてしまっているみたいであった。

 ううん、すっかり心を奪われ、魅了されていた…
 想いは昂ぶり、オンナは疼き、すっかり揺れ、濡らしてしまっていた。

「あぁ、み、みさえ…さん…」
 りつこは喘ぎを漏らし、手を背中に回してくる。

「ん、り、りつこぉ……」
 わたしはそんな彼女の腕に心を震わせ、更に夢中に舌先を貪っていく。

 りつことのキスは、ゆかりさんと甘さが違うのだ、そしてもちろんオトコ達とも…
 昨夜の大原浩一とも…
 愛しい武石健太とも…
 忘れられないゆうじともーー

 そしてオンナ同士のキスは、甘さが、唇の柔らかさが…
 ゆかりさんとのキスとも…
 このりつことのキスも…
「…んん」
 おそらくは、きっとルージュの甘さの違いなのだと思われる。

 ゆかりさんのルージュは『ディオール』
 そしてもちろん、このりつこは『シャネル』に違いない…
 だからこのリアルな甘さの違いは、ルージュの違い。

 そしてオトコとは、唇と、舌先の感触が違うのだ…
 もちろんオンナ同士は柔らかい、そしてわたしはこの柔らかな感触に揺れ、酔ってしまう。

「あっ、んんっ」
 すると、突然、りつこの舌先がわたしに強く絡まってきたのだ。

「んんっ」
 そしてわたしは、ビクっとカラダを、いや、心までをも震わせてしまう。

 なぜならーー
 りつこの舌先の絡まりの動きと同時に…
 彼女の手が、わたしのストッキング脚に触れてきたからである。
 
「……み………さん…」
 りつこは強くキスを返してきながら、ジッとわたしを見つめ…
 しっとりと湿っているであろう、ううん、もうすっかりと昂ぶり、濡らしてしまっているわたしのストッキングの太腿に触れてきて…

「ぁぁ…んん…」
 そのりつこの触れている指先が、ゆっくりと太腿を這い…

「ん、はぁぁ……」
 オンナの中心へと、這い上がってきたのである。

「ん、あぁ、りつこぉ…」

「み、みさえさぁん…」

 お互いのストッキング脚同士が絡み合い…
 指先で触れ合い…
 そして、すっかりスカートは捲れ上がり…

「ん、んん」
 わたしは、そんなりつこの指先の感触に、震え、身悶えしてしまう。

 いつの間にかに、形勢は逆転していたーー



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