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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 137 魅惑的な魅力

「健太さんもアレなんでしょう、お墓参りとか…」
「あ、はい、少しだけ親戚周りしないと…」
 必死に嘘を付く。

「ちょっとだけ面倒よねぇ…
 ま、仕方ないけどねぇ…」
「あ、はい…」

 ドキドキドキドキ…

 少しドキドキしていた、だが、嘘を付くしかなかったし、これは浮気ではないのだ、俺と美冴さんのこれからの付き合いの為に必要な事なのだ…
 と、自分自身に必死に言い訊かせる。

 ちゃんと整理して、ちゃんと美冴さんと付き合うのだ…

 ちゃんと…

 ちゃんと男として…


「うふ、健太さん好き…」

 うわぁっ…
 思わず心が震えてしまう。

 美冴さんがタオルケットに包まりながら俺に寄り添い、そう突然囁いてきたのだ。
 そしてキスをしてくる。

 ああぁ…
 心が蕩けていく。

「あらっ」
 すると美冴さんが声を出した。

「また固くなってきた」
「あっ、い、いや、それは…」
「それは…なぁに…」
 そう訊いてくるその顔は天使の顔であった。

「あ、いや、それは、美冴さんが好きだから…」
 思わず本音を言った。

「うふ、嬉しいわ…
 わたしも健ちゃん大好き…」

「えっ…」

 今、確か、健ちゃんって…

「あっ、やだ、わたしったら…」
 急に美冴さんは恥ずかしそうな顔をする。

 うわぁ、ダメだよ、ヤバいよ、堪らないよぉ…

 俺はこの魅惑的な魅力溢れるこの美冴さんに魅了されていく。

 もうダメだぁ…

 そして心が蕩けていくようであった。

 美冴さん、明日、ちゃんと整理してきます…

 そう心に誓うのだ。

 そしてこれからの美冴さんとの付き合いを想い、心がはち切れそうになっていく…


  第6章 絡まるストッキング5
      和哉と健太


        完






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