でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「触るよ」
握ってみるととても熱くて、ガチガチになっている。ゆっくりと上下に動かすと、湊の呼吸も荒くなってくる。
「明るいから、恥ずかしい…」
「よく見えて可愛いよ」
「凌の顔もよくみえる…綺麗だね」
普段言われないストレートな言葉にドキッとする。
「耳赤いよ」
仕返しに手の動きを少し早くすると、すぐに湊は余裕を無くして、俺の腕を強く掴む。
「ね…それやば…だめ…」
どんどん速くすると、どんどん腕を握る力も強くなる。小刻みに吐息が漏れて、体がビクビクと痙攣する。
「気持ちいいっ…やぁ…んんっ…」