でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「ちょっとしごかれたくらいで、涙目になっちゃうの?湊くんはド変態だねぇ」
貪るように湊の耳を舐める。俺の肩に爪をたてる勢いで、悶えながら感じている。
「とめてっ…ねぇ…すぐ、すぐイキそうになっちゃ…う…」
腰を浮かせながら、俺の手を掴んで懇願する顔がエロい。だらしない表情で汗を浮かべながら、呼吸を荒くしている。
「はやい」
「だって…」
手を止めると、湊は何か言いたそうに口を動かして、そのまま何も言わずに俺を強く抱きしめた。
鼓動がトクトクと音を立てて、振動が俺の心臓まで届きそう。
「俺にもさせてよ…」
「気持ち良くしてくれるの?」
くるっと体勢を反対にして、俺が下に、湊が上にまたがる形になる。
「めっちゃ硬くなってるし…」
恥ずかしそうにズボンの上から撫でられると、そそられる。自分でもさらに硬くなるのがわかる。