でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「腰あげて、脱がすから」
一気にズボンを下ろされて、陽の光に照らされると流石に少し恥ずかしさを感じる。
「そんな、まじまじ見んなよ」
「見られて興奮してるんだ…ふーん」
悪戯っぽく笑いながら、ツンツンっと人差し指で触る。
「舐めるね」
湊の舌が柔らかく絡みついてくる。
「あったかい…やば…」
上目遣いの湊と目が合うと、俺のを咥え込んで苦しそうに眉をひそめている表情に、さらに興奮する。
舌で裏を舐められると、体が無意識にびくっと跳ねてしまう。そのたびに湊がニヤッと嬉しそうに笑う。
「んん…かわいい…みな、と…」
それに応えるように、湊が俺の手を握る。
指を絡ませて、俺はそれを強く握り返す。
久しぶりだからか、どんどん頭が真っ白になって、余裕がなくなっていく。
「息…あらくなってる…」
べーっと舌を伸ばしながらこっちを向く湊を見ると、我慢ができなくなる。