でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「はずいんだけど…」
湊も照れ臭そうに笑った。
恋人らしい至福の時間に、思わず笑みが溢れる。
「俺も恥ずかしくなっちゃったから動くよ」
手を握りなおして、ゆっくり動かす。
緩んでいた湊の表情が、少し強張っている。
「痛くない?」
「ううん…気持ちいいよ…」
少しずつ呼吸を乱しながら、俺の動くペースも早くなる。
「やばい…ね…今日…」
「りょう…エロいかお…してる…」
こんな昼間からいつも以上に昂ってしまって、我を失うように腰を動かしている。
湊の肩に顔をうずめると、やわらかな湊の匂いが感じられて、余計に興奮する。
「まじで…やば…い…」
「すぐっ…イキそう…りょぉ…」
イキそうになっている湊をみると、俺もイキそうになってだめだ。
「俺もイキそうになっちゃう…」