でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「はやい…っまだ…だめだよ…」
湊もイキそうになってるくせに…と思いながら、少し腰の動きを止める。
「俺、まだ湊とセックスする時ドキドキするし、可愛くて死んじゃいそうになるよ」
「凌は案外ピュアでかわいい…」
湊がぎゅーっと俺の体を抱きしめて、じんわりと体温が伝わってくる。
「湊が可愛すぎるだけだよ」
少し恥ずかしくなって、誤魔化すためにキスをする。
湊が珍しく積極的に舌を絡めてきた。受け身なふりをして、たまに積極的なのが湊の小悪魔なところだ。
「ね、今日はもうこのまま出してもいい?」
「我慢できなくなっちゃったの…?いいよ」
湊に頭をポンポン、と撫でられたら理性が弾き飛んだ。何も考えられなくなって、ただ腰を振った。
「もっと…もっと突いてッ…」
顔を歪めながら感じる湊を見ると、すぐにイッてしまいそうになる。