でも、猫系彼氏に振り回されたい
第2章 写真には残さない
「湊の上目遣い、めちゃくちゃ興奮する…かわいいね」
「なに、うるさい…」
トロンとした目で見ていたのに、ムッとした顔で睨んでくる。でも、ちょっと嬉しそうな表情をしていて、余計に興奮させてくる。
「睨んでる顔も可愛いんだけどねえ」
髪の毛をくしゃくしゃーっとするように撫でると、怒りながら俯いた。
「めちゃくちゃ気持ちいいフェラしてやるから、覚悟、して」
と、また俺を睨んだ。
かわい〜〜〜
ニヤけていられるのも束の間、湊の口の中はとても柔らかくて、あたたかくて、舌の使い方がうまい。
俺は毎回ちゃんと、こんなに上手だという事実に過去の湊を見て、嫉妬している。嫉妬しながらも、気持ち良さには抗えないダメな男だ。
「あぁ…やばっ……それっ…」
俺が弱いところを知っていて、いつもより、そこを重点的に責めてくる。
必死に咥えている湊のかわいさと、気持ち良さで脳が痺れる。理性が失われてきた。