でも、猫系彼氏に振り回されたい
第2章 写真には残さない
男にしては華奢な体で、いつもマイペースに、ゆったり生きている湊が、必死に口を使って俺をよろこばせようとしているのが、なんとも愛おしくて愛おしくて、文字通り頭がおかしくなる。
「ねっ…みなとぉ…すき…かわいい…」
湊が俺に目を向けて、苦しそうに口を開ける。
「しってる、よ…」
はあはあ息をして、口を半開きにしたまま話す顔がエロい。
「ごめん、挿れたくなっちゃった…」
「舐められて、興奮しちゃったの」
「湊のフェラしてる顔に、興奮したの。湊、このまま向かい合って、しよ」
湊は恥ずかしそうな表情をしたものの、俺にまたがって、腰を自分で下ろした。
湊の腰を支えながら、ゆっくり挿れていく。
「りょう…これ、ヤバい…」
奥まで入ると、湊は俺の首に腕を絡めて、抱きついてきた。
「いつも座ってる椅子でエッチするの、ヤバいね」
背もたれは硬くて痛いし、動きにくいし、ベッドの方がセックスに適しているはずなのに、いつもより興奮してしまう。
お互いの興奮が刺激し合って、より大きな興奮になっている。