でも、猫系彼氏に振り回されたい
第1章 ツンデレじゃないもん
「…ねえ」
湊がフフっと笑う。
「…あたってる。はやいね…」
キスをするのに体勢を崩した時に、湊の体に当ててしまった。
手で湊の方を確認すると、硬くなっているのがわかった。
「湊もじゃん。…久しぶりだから、俺らちょっとテンションあがってるね」
一緒に住んでるのに、1週間もセックスがお預けだった。気まぐれな湊はわからないけど、俺は暴発寸前で、いや、もう暴発気味かも。
「誰かさんが仕事ばっかりだから」
つん、と尖らせた唇にキスをする。
2人の硬くなったものを擦り合わせる。服の上からでも、硬くなっているのがよくわかる。
「腰動かしちゃだめだよ、変態」
「だって…」
首筋に舌を沿わせると、情けない声を出しながら、腰を俺に押し付けてくる。ド変態な湊に、興奮が高まっていく。