夢魔
第1章 娼館の少女
逞しく怒張した男根。ミーシャはうっとりと見蕩れるような声を漏らした。
前の男の方が大きくはあった。 だが今度のこれは鉄のように熱くて硬い。 そんな淫らな思考が頭をよぎるほどに。
期待感のためか既に感じているのか。
無意識の内に小さな両膝を擦り合わせている、ミーシャの様子を男は見逃さなかった。
まだ女にもなりきれていないという少女。
華奢で男の腹の辺りまでしかない背丈は、若いというよりまだ幼い。
少女に咥えさせたまま、胸元を覆っている下着の上から男が手を滑り込ませた。
乳房の丘陵は張りのある肌のせいで、なだらかに男の手に吸い付く。それでも揉むのにはボリューム的にいささか心許無い。
そこで少し手を抜き、指に当たる小粒な乳首をつまんでやる。
「はああ…」
するとミーシャは気持ちよさげに息を吐き、胸先を生意気に尖らせた。 早熟な反応に男は思わず喉を鳴らす。
少女は男を離さなかった。 幼く清純そうな外観とは裏腹に、小さな口で懸命に陰茎をしゃぶっている様子。
それは男に妙な背徳感も覚えさせる。
「ん、ぶ、……ふん」
息苦しそうなミーシャの鼻息と、ずぽ、ぢゅぢゅっ、 ピチャ、という奉仕の音。
それらが部屋の空気を重く淫靡なものへと変えていく。
「主人の言っていたとおり、これは随分と……ああ、たまらん」
男がミーシャの頭の両側を掴み二、三度前後させた。
自身を完全な状態に仕上げるために。
「んぐ、……ぐっ!!」
起立したと少女が思っていた陰茎が更にぐんと滾りを増した。 途端にミーシャの喉元の奥深くをいっぱいに擦る。
頭から手を離された彼女は、物理的な苦痛に体を傾けて咳き込んだ。
よほど興奮をしているのか。 男は言葉もかけずミーシャの背後に回り、痩せた腰を両手でがっしりと引き寄せる。
凹凸の少なくほっそりした脚。 その内股も湿る程、少女は既に濡れそぼっていた。
それを目にした男の滾りはますます硬度を持つ。
「入れるぞ」
言うが早いか男がミーシャの肉壷にぞぷっと突き立てる。
「んあああッ!」
彼女の喉から男根に見合った叫びが絞り出された。