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短編集 一区間のラブストーリー

第20章 短編その二十


「ほら、こんなに垂らしちゃって」

そう言って悪戯っぽく微笑むと
その指をペロリと舐めた。

『えっ?』

なぜだろう…
一瞬、俺の股間がビクンと反応した。

「お腹が膨れると
眠くなるって言うじゃない?
眠気覚ましに歌わない?」

彼女はそう言うと
無理やり俺の手を取って立ち上がらせた。

「あ、じゃあ、純一を起こしますね」

「いいのいいの、
そんなやつほっておけばいいんだから」

そして俺と純一の母ちゃんは
一階のスナックのソファで
二人仲良く並んで座った。

「ねえ、なに歌う?」

俺がデンモクを操作してるのを
彼女は横から覗き込んだ。

すっげえいい匂いがした。 

おまけに彼女のおっぱいが俺の肘に当たって…

純一の母ちゃんは
スレンダーだけど、
すっげえ巨乳なんだよなあ。

おまけにスナックの店内の照明って
すごく薄暗いし
妙にムラムラしてきちまう。

俺はつい、いたずら心で
肘を彼女の胸に押し当てて
グリグリしてしまった。

「あら…?きよしくん、
おっぱいに興味があるのかな?」

まるで俺の行為をなじられたようで、
すかさず肘をサッと引いた。

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